
「価格交渉は苦手」だった社長が一歩踏み出せた理由 ~原価管理と根拠資料で自信をもって交渉へ~
- 業種運輸業、郵便業
- 従業員規模6~10名
- 支援テーマ財務管理
み・エールbiz(みえビズ)では、コーディネーターが中心となり、
専門家や各関係機関と連携して、取引適正化・価格転嫁に向けた経営支援も行っています。
価格に影響する原材料やエネルギーなどの価格変動データを収集し、客観的なデータを提示できるように準備します。
製品やサービスに投入した時間や費用を定量的に把握し、製品毎の原価計算を行います。
価格転嫁する商品やサービスを決定し、値上げ目標の価格の設定を行います。また、値上げの根拠を説明する資料を準備します。
事前に整理した情報を把握して交渉に臨み、客観的なデータを提示します。必要に応じて、対案や代案を提示しましょう。
価格交渉をどこから手をつけていいかわかりませんでした。そこで価格交渉のステップを教えていただきました。次に、具体的な交渉材料の準備として、データを集めながら取引先別の採算性を分析しました。交渉が必要な取引先が明確となり、引き上げ幅の根拠資料を準備したことで、価格交渉テーブルに乗ることができました。少しづつですが、着実に値上げ交渉を進めていきたいと思います。
野菜やお米等の価格高騰により、価格を据え置くことに限界を感じていました。価格の引き上げは常連客の離反につながるため、引き上げと同時に集客の販売促進施策を実行することが重要とのアドバイスを受けました。割引チケットやチラシ、新商品開発等を行い、自然なかたちで値上げすることができました。
原材料費の高騰が続く中で、価格転嫁の必要性は感じていましたが、取引先との関係性を考えて、価格交渉に踏み出せずにいました。
交渉の準備として、製品別の原価管理表等の根拠資料の作成や、交渉の進め方をサポートしていただき、自信を持って価格転嫁の交渉に臨むことができました。
仕入価格の上昇が続く中で、販売価格を上げるべきか悩んでいました。値上げしても「また来たい」と思っていただけるように、商品の魅力や価値の伝え方についてアドバイスをいただきました。店頭POPやSNSなどで発信を続けたことで、価格改定後も多くのお客様に変わらずご来店いただけています。
リンク先 | 概要 | 出典 |
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価格交渉のポイントをチェックリスト形式でまとめています。 | 中小企業庁 |
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初級編として、交渉準備と実践までのプロセスをまとめています。 | 中小企業庁 |
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取引先と価格交渉を行うために準備しておくとよいツールや交渉のポイント等をわかりやすくまとめています。 | 中小企業庁 |
リンク先 | 概要 | 出典 |
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価格交渉に必要な資料(原材料の価格推移)や収支計画を作成できるツールです。 | 埼玉県 |
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商品別、取引先別の収支状況が確認できるツールです。 | 中小企業庁 |
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価格交渉の際の根拠資料作成の際に、参考となる公表資料がまとめられています。 | 中小企業庁 |
リンク先 | 概要 | 出典 |
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親事業者と価格交渉を行うにあたっては、下請法について学ぶ必要があります。 | 公正取引委員会 |
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原材料やエネルギーコストだけでなく、労務費の適切な転嫁を目指す指針について、動画をまじえてわかりやすく解説しています。 | 公正取引委員会 |
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適正な下請取引が行われるよう国が策定したガイドラインです。業種毎のガイドラインが掲載され、取引事例がわかりやすく記載されています。 | 中小企業庁 |
三重県の取引適正化に向けた取組に関する情報が掲載されています。
三重県中小企業支援ネットワーク推進事業事務局
(三重県信用保証協会内)
電話:059-229-6070 受付時間:9時から17時