株式会社スモールファーマーズ・リンクは、創業55年を迎える食料品卸売業者です。「つくると食べるをつなげるカンパニー」という理念のもと、生産者と顧客の橋渡し役として、地元の飲食店や事業者に新鮮な食材を届け続けてきました。
コロナ禍では飲食店の営業自粛などの影響を受け、一時的に売上が落ち込みましたが、取引先との信頼関係を基盤に困難を乗り越え、業績は回復の兆しを見せています。しかし、最近の物価高騰が新たな課題として浮上、この状況を打開するため、専門家の助言を受けながら、経営改革に乗り出しました。
行動計画
原価高騰に対応した”コスト構造の見える化”
管理会計の導入・改善- 専門家と一緒に作成した「取引先毎の粗利額・粗利率管理表」に、仕入価格と売上金額等を記録することで、損益状況の把握を行う。
- 定期的に損益状況を把握し、在庫管理や無駄の削減、仕入先の見直し等の対策を検討する。
DX化による業務効率化
事務処理の効率化- 手作業で行っていた事務処理をDX(デジタルトランスフォーメーション)によりデジタル化する。
- 無駄な在庫を削減、ガソリン代や所要時間を考慮した配送ルート最適化により物流コストを削減する。