有限会社共同設備工業は、給排水衛生設備や空気調和設備工事を主とし、地域のインフラを支える建設業者です。
平成10年の設立以来、建設会社の元請け会社の方や地域の方々に支えられて、施工実績を積み重ね、着実に成長を遂げてきました。
しかし、事業拡大に伴い、社長は「従業員間の意識が統一されておらず、組織としての一体感がかけている」という課題を感じていました。より強いチームワークを築き、組織全体でさらなる力を発揮するためには、職場環境の改善が必要だと考えました。
そこで、経営改善コーディネーターと専門家に相談しながら、従業員の意識を一つにし、職場全体のチームワークを強化するための改革に取り組みはじめました。
行動計画
目標の見える化と1on1ミーティングの実施
組織体制- 会社の目指す方向と個人の目標の方向を、同じ方向とするために、正しい目標設定を行い、定期的に進捗管理を行う(目標管理のPDCAサイクルを上司と部下が一緒になって回していく)
- P:会社の方針と現在の状況を考慮して、上司と部下が一緒になって目標を設定し、目標チャレンジシートに記録する
- D:目標チャレンジシートに記載した具体的な行動とスケジュールに基づき、部下は行動し、場合によっては上司に報告・連絡・相談を行う
- C:1on1ミーティングを実施し、目標達成度合いを個人が確認し、上司も進捗を確認し、アドバイスを行う
- A:新たな目標に向けた行動に繋げるために、次はどうするとよいか、次の目標をどうするかを上司と部下が一緒に考える
※1on1ミーティングとは、主に部下の成長や課題解決、モチベーションの向上を目的とした1対1のミーティングです
コミュニケーションを活性化する仕組みづくり
人材育成(管理者・従業員)- サンクスカードの導入
ふとした感謝の気持ちをメッセージカードで伝え合うことで、上下関係・部署間の垣根を越えて、従業員の一体感を高める
- ピアボーナスの導入(サンクスカードと連携した報酬を送り合う仕組み)
報酬は金銭だけではなく、商品に交換できるポイント等様々な形式があり、相手を思いやり感謝に繋がる行動を促す効果がある
従業員の人脈を活用した採用方法の導入
人材不足- リファラル採用とは、従業員が知人や友人を企業に推薦する採用方法で、企業が求める人物像や能力の候補者を確保できる。そのため、候補者と企業間でのミスマッチが生じにくく、定着率の向上が期待できる