チームワークを高める!社長の職場改革

有限会社共同設備工業
業種
建設業
従業員規模
11~20名
経営者属性
創業者
支援テーマ
組織・人材管理
支援内容
組織体制 人材育成(管理者・従業員) 人材不足
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有限会社共同設備工業は、給排水衛生設備や空気調和設備工事を主とし、地域のインフラを支える建設業者です。
平成10年の設立以来、建設会社の元請け会社の方や地域の方々に支えられて、施工実績を積み重ね、着実に成長を遂げてきました。
しかし、事業拡大に伴い、社長は「従業員間の意識が統一されておらず、組織としての一体感がかけている」という課題を感じていました。より強いチームワークを築き、組織全体でさらなる力を発揮するためには、職場環境の改善が必要だと考えました。
そこで、経営改善コーディネーターと専門家に相談しながら、従業員の意識を一つにし、職場全体のチームワークを強化するための改革に取り組みはじめました。

どのような相談をしましたか?

事業を拡大していく中で、組織のまとまりを強化する必要性を感じていました。従業員の多くは職人気質が強く、個々の技術力は高いものの、チームとしての連携が不足していました。そのため、会社の方針や目標が十分に浸透せず、将来の成長に不安を抱いていました。
また、事業の拡大に伴い、私自身が全ての業務に目を配ることが難しくなり、組織としての運営体制を強化する必要があると考えていました。そこで、専門家に相談し、社内の結束を高め、従業員一人ひとりが会社の成長に貢献できる仕組みを作るための助言を求めました。

どのような助言を受けましたか?

社内の結束を高め、持続的な成長を実現するために、以下の提案・助言を受けました。

①目標の見える化と1on1ミーティングの実施
従業員スキルマップを作成、各自のスキルを可視化し、会社の方向性と個人の目標を擦り合わせるよう提案いただきました。また、1on1ミーティングを定期的に実施し、上司と部下が目標を共有しながら進捗を確認する仕組みを作ることで、従業員のモチベーション向上につながると助言を受けました。

②コミュニケーションを活性化する仕組みづくり
全従業員参加型の定期ミーティングの実施や、日々の業務の中で感謝の気持ちを伝え合うサンクスカードやピアボーナスの導入し、社内のコミュニケーションを円滑にし、チームワークを強化する提案をいただきました。

③リファラル採用の導入
組織の安定性を高めるために、自社の従業員から友人や知人を紹介してもらうリファラル採用を制度化し、企業文化に適した人材を採用する仕組み作りもするよう助言いただきました。

改善提案を受けて何をしましたか?

日々の業務が忙しく、これまで疎かになっていた部分もありましたが、内部の改革なくして持続的な成長は難しいと考え、助言をいただいたことを実行していきました。
私との1on1ミーティングを定期的に実施することで、会社の方向性と個人の目標の擦り合わせを行いました。さらに、全従業員参加型の定期ミーティングを実施して意見交換の機会を増やし、サンクスカードやピアボーナス制度を導入することで、日々の業務の中で感謝の気持ちを伝え合うコミュニケーションの機会を増やしました。

支援を受けてどのように変わりましたか?

改革はまだ途中ですが、会社全体のチームワークが大きく変わりました。以前に比べて従業員が積極的に意見を述べるようになり、私自身を含め、相互理解が深まってきたと感じています。
全員が同じ方向を向き、一丸となって課題に取り組む姿勢が定着し、気づいたことを共有し、皆で改善策を考える文化が根付き始めています。互いにサポートし合いながら、理想としていた組織の形に近づいています。
まずは社内改革を進め、基盤を整えた上で、採用を強化し、さらなる拡大を目指したいと考えています。また、従業員の評価制度やリファラル採用については、外部専門家と相談しながら、制度設計や規定の作成を進めており、より良い職場環境の構築に取り組んでいます。
そして、これらの取り組みを通じて、地域と共に成長し、地元の建設業界を下支えできるように頑張っていきたいと考えています。

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行動計画

目標の見える化と1on1ミーティングの実施

組織体制
  • 会社の目指す方向と個人の目標の方向を、同じ方向とするために、正しい目標設定を行い、定期的に進捗管理を行う(目標管理のPDCAサイクルを上司と部下が一緒になって回していく)
  • P:会社の方針と現在の状況を考慮して、上司と部下が一緒になって目標を設定し、目標チャレンジシートに記録する
  • D:目標チャレンジシートに記載した具体的な行動とスケジュールに基づき、部下は行動し、場合によっては上司に報告・連絡・相談を行う
  • C:1on1ミーティングを実施し、目標達成度合いを個人が確認し、上司も進捗を確認し、アドバイスを行う
  • A:新たな目標に向けた行動に繋げるために、次はどうするとよいか、次の目標をどうするかを上司と部下が一緒に考える
    ※1on1ミーティングとは、主に部下の成長や課題解決、モチベーションの向上を目的とした1対1のミーティングです

コミュニケーションを活性化する仕組みづくり

人材育成(管理者・従業員)
  • サンクスカードの導入
    ふとした感謝の気持ちをメッセージカードで伝え合うことで、上下関係・部署間の垣根を越えて、従業員の一体感を高める
  • ピアボーナスの導入(サンクスカードと連携した報酬を送り合う仕組み)
    報酬は金銭だけではなく、商品に交換できるポイント等様々な形式があり、相手を思いやり感謝に繋がる行動を促す効果がある

従業員の人脈を活用した採用方法の導入

人材不足
  • リファラル採用とは、従業員が知人や友人を企業に推薦する採用方法で、企業が求める人物像や能力の候補者を確保できる。そのため、候補者と企業間でのミスマッチが生じにくく、定着率の向上が期待できる

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